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50年間生まれ育った東京を離れ。。。

第4話(後編) 移住前の決意【情けは人の為ならず】を実践してみた~後編~

移住日記

Kさんの家に、草刈りに行く約束をした数日後。。。

私「最近、草刈りしてる家増えたなぁ」

妻「時期的なものらしく、5・7・9月にやるって聞いたよ」

私「うちも早く始めないと、みっともないなぁ」

私「どのみち、草刈り機を買うから、今日買いにいくか!」

ということで、再びホーマックへ到着。

『 標準装備してあり、エンジンがかかりやすく、庭の手入れに適してます。』

と書かれていて、値段も30,000円と中ではお手頃だったので、そいつを抱えてレジへ直行、

素直に店員さんに「初めて使うので教えて下さい」と、勇気をもっての告白。

するとレジの店員さんが、マイクで別のスタッフを呼んでくれて事情を説明してくれました。

ここでも出ました!山形県民の人の良さ。

1聞いたら10教えてくれる、使い方はもちろん注意事項など丁寧に説明してくれ

最後は実際にオイルを入れ、エンジンが正常に動くか点検してくれました。

私「今日の説明で何とかできそうだな」

妻「そうだね、今日はもう暗いから明日にでもやってみよう!」

私「何だか楽しみだね!!」

翌日。。。。

私「おい!! 草がない、、草が刈られてる、、、、刈られてるぞ!!!」

。。。

何か月かに1回、村の農村整備課の方で草刈りをしてくれるみたいです。


翌週、Kさんの家に我が家の草刈り機持参し家族総動員で到着。

朝10時  「おはようございます!」 一同

奥様と3歳の息子さん3人でお出迎えしてくれました。

Kさんの家は大きな古民家で広い庭に、何本もの横たわった大きな木と

それを一定の長さに切り落とした、切り株とそれをさらに切り分けた薪が

たくさん積んでありました。

そうです!Kさんの自宅は、北へ移住する者たちの憧れである薪ストーブが置いてあるのです

玄関はいって10畳ほどの大きな土間に、薪ストーブがドンと置かれています。

薪ストーブは私にとって、移住するのに必須アイテムなんです。

だって北国なので、冬に停電したら凍死確定です。。。

しかし、今の我が家はオール電化。。。怖っ(汗)


Kさんが言ってました。

「冬にみる暖炉の炎は目に良い‼?」と謎の発言をしてましたが、おそらく目からも熱を感じる事で、より一層 こころも 身体も 暖まるのでは?

良いですよねー、うらやましい~、

さらにKさんの家では、ジャズがながれていました ♪ ♪ ♬ 最高〜♪

絶対まねしよ〜っと

Kさんから、草むしり以外に薪割もあるときいていたので、是非、薪割りの方法もご教示願いました。

まずは草刈機の指導をして頂いて、自分でエンジンをかけ初の草刈りをスタート!

ブゥオーン!というエンジン音が鳴り草を刈り始めると、1メーターもある草が次々と気持ち良いように刈れました。

私も妻も初めての草刈り機でしたが、難なくこなせたと思います。

ただ私の方は変に腰に力が入ってたせいかその後、ずっと腰に痛みが、、、

草刈機の操作は難しくないが、注意点がたくさんありましたので夫婦で聞き逃さないようにしていました。

次に薪割りをおそわりました。

薪割りは漫画やアニメでしかみていないので、斧で割るイメージでしたが

Kさん「斧でやってたら冬に間に合いません」と半笑い

そこで登場! 薪割り機!!

薪を台の上に載せ刃先のある方へ 最大7トンの力で押し切る。初見でしたが見事な迫力!

何十キロもある切り株をのせ、まずまっ二つに、それをさらに・・・

と続けストーブへ入るサイズの薪にします。

切った薪は、その薪を干す場所へ運んで縦に積んでいきます。

Kさんが今積んでる分は来年の分だといってました。

この作業は1年前倒しでやらないと追いつかないらしいです。

丸一日かけて薪割りしても、一週間で無くなるともいってました。。。

過酷です(~_~;)

お昼になると奥様が、つきたてのおもちを用意してくれました。

お雑煮の他、つぶあん、きなこ、納豆、ずんだの4種類のおもちをご馳走になりました。

特に枝豆のずんだもちが最高に美味しかったです

休憩も終わり午後のスタートです。

私は息子2人と薪割りチームに、妻は息子一人つれ草むしりチームに。

すると途中

長男「これって何時ごろまでやるの?」

私 「情けは人のためならずって言葉知ってるか?」

長男『巡り巡ってって自分のためにもなる」

私 「わかってんなら黙って作業続けろ」

黙々と作業中

見知らぬ方「こんにちはー」

Kさん「あ、どうもどうも」

知り合いらしく談笑中

Kさん「こちらは、この地区で古くからいるお偉いさんだよ」

と紹介してくれて、私も東京から移住してきましたと自己紹介しました。

移住してきた目的の一つとして、自分で農作物を育て食べてみたいと伝えると

農業に興味があるの?そりゃあちょうど良い、農地があまってるから是非やってみて!といわれ、場所も私の家から徒歩10分位の所。

その会話を聴いていた息子に

私「ほら、めぐってきたろ!!」

息子は納得したのか、その後黙々と作業を続けました。

だいぶ作業も進んだ頃、Kさんに休憩をすすめられみんなで3時のおやつ

淹れたてのコーヒーを頂いて、



なんとも言えない充実感を景色とともに味わったところで

私「さぁ! やるぞお!!!」の一声

Kさん「いつまでするの? もういいですよ じゅうぶんですよ!」

私「お天道様が出てるうちは続けますよ!!」

私の声に呼応するように、薪割りチームの息子二人も「よっし! やるか!!」

   ※BGM はじめてのおつかい挿入曲 しょげないでよBaby(B.B.クィーンズ)

東京でもやしのように育った子供達も、今日一日ですっかり逞しくなったようです。

時間はもうすぐ5時、作業もちょうどキリが良く気持ちよく終了できました。

Kさんと奥様には、たくさん感謝のお言葉をいただきました。

子供達も大満足です。

私としては、私の家族がいろいろと学べた事、そして東京では経験出来ない事を体験出来た

のが、まずうれしかったです。

そして何より、人のために生きるを子供達に体感させることが出来たのが

私は一番うれしくKさんに感謝しています。

慣れない作業で正直疲れましたが、おかげで今日の晩酌は最高です🍻

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